犬が人をなめる理由。ペロペロしてくるのはなぜ?
犬が人をペロペロなめる時
犬に顔や手をなめられた経験がある方は、非常に多いと思いますが、このなめるという行動にはいくつかの理由があります。
それでは、犬が人をなめる理由とは一体なんなのでしょうか。
犬はなめたり臭いをかぐことで、人やその場所の情報を把握しています。
なめるという行為は、犬の挨拶代りのようなもので、大切なことの一つとなります。
初対面の人に対してなめるのは、相手が自分にとって敵か味方を見極めているという事で、叱られた後になめるのは反省の気持ちを表しています。
さらに、愛情表現や人に甘えているというケースも考えられます。
お腹が空いていたり、遊んでほしい時などに、人の顔や手などをなめることがよくあります。
お腹が空いているという時は、口元をなめたりすることが多く、母犬にミルクを貰う時を思い出しているとも言われています。
犬はとても甘えん坊で淋しがりの生き物です。人をなめることで、欲求を満たしているのかもしれません。
甘やかしすぎは禁物
しかし、甘やかしすぎも良くありません。
なめるという行為を許してばかりいると、人をなめることが出来ない時にイライラしてしまったり、唸ったり噛みついてしまう危険性も出てきます。
犬の行為を全て受け入れてしまうのではなくて、飼い主はしっかりとリーダーシップを取りながら、駄目な時は無視をしたりその場を離れたりすることも必要です。
そのような対応をしてあげることで、なめることが出来ない時もあるんだ、ということを理解させるのです。
また、犬だけでなく猫もそうですが、口をなめられると病原菌が感染してしまう場合があります。
体力が落ちて弱っている時や、抵抗力のない小さなお子さんやお年寄りには口はなめさせないように気を付けましょう。
逆に人間から犬に口内菌が感染することもあるので注意してください。
飼い主に甘えている姿はとても可愛らしいものですが、すべてを許してしまうと我儘になってしまいますので、飼い主が管理してあげることが必要となります。