犬猫大好き!情報室

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介助犬の仕事について

介助犬とは

介助犬は3種類ある補助犬の一つです。
介助犬は手や足が不自由な方たちの日常生活の手助けをするために特別に訓練され、24時間ユーザーのそばにいてその手足となって働きます。
動作の補助だけでなくユーザーの精神的な支えになり、その生活の質を上げるのに貢献しています。

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「こんにちワン、介助犬です」

 

2002年5月に身体障害者補助犬法が成立し、体の不自由な人をサポートする介助犬、目の見えない人の歩行をサポートする盲導犬、耳の不自由な人に音を知らせる聴導犬を連れての社会参加が法的に認められました。

 

身体障害者補助犬法では介助犬に対して次のことがうたわれています。

 

➀公共施設、交通機関、スーパー、ホテル、飲食店、病院、仕事場などで同伴の受け入れを義務付けること
②ユーザーは介助犬の適切な行動と健康の管理すること
③補助犬を育成する団体は育成と指導が良質なものにする義務を負う。

ということです。

 

身体が不自由な方たちの体の一部であり社会参加のためには必要不可欠なもので、これを拒むことは良くないということが社会常識となるよう啓発しています。
他の補助犬の訓練はほぼ一貫してマニュアル化できていますが、介助犬の訓練は身体の不自由な部位や度合いが個人個人異なるため、どんな作業をできるようにするかが異なってきます。

 

介助犬の育成

育成にはまず介助に向いた性質を持つ親から生まれた子を選びます。
生後二か月までは母親や兄弟と暮らし、その後パピーファミリーと呼ばれる一般家庭のボランティアの家で過ごします。

愛情をいっぱい受けて人間の生活に親しみ、信頼感を身に着けます。
1歳になると訓練センターに戻り作業意欲、順応性、沈着性などの資質を約3週間観察し適正評価を行います。

 

これを通過すると伏せ、お座り、待て、ものを持ってくる、咥える、渡すなどの基本的な訓練を行います。
この訓練の結果を参考に介助犬を必要としている方たちの中から一人を選び、その人のニーズに合った作業訓練を行います。

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介助犬の仕事は日常生活のサポートですが、これには様々なものがあります、
ドアの開閉、物の運搬、就寝の介助、衣服や靴の着脱の手伝い、歩行介助と姿勢の維持など数え上げるときりがありません。

 


介助犬のお仕事

 

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