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犬のしこりは病気?薬で治る?主な症状について

しこりでわかる病気

犬の病気の症状の一つがしこりです。

実際に触ってみても痛がる場合は、もしかすると何らかの傷ができているという場合もありますが、痛がらない場合は病気になっている可能性が出てきます。

 

犬の病気の中でも、しこりができる物の一つが皮膚がんです。

実際に触ってみても痛がらない場合も多く、さらにそのまま放置しておくと表面がただれてしまったりする事があります。


二つ目は乳腺腫瘍です。

犬には全部で10個の乳房がありますが、その周辺にしこりが出来るのが大きな特徴です。


もう一つの可能性は悪性リンパ腫です。
これは白血球の中にあるリンパ球が増殖してしまう病気の事で、リンパ節が腫れるのが主な症状です。

 

一般的に、このようながんによってしこりが出来た場合は、その細胞を切除する外科的手術が用いられます。


腫瘍が小さい場合は切除する部分も少なく、術後の回復も早いのですが、老齢になると手術に耐えることが体力的にできないため、手術しない事もあります。


手術をしない場合の薬物療法

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外科的手術を行わない場合は、薬物療法となります。

体への負担が軽減される方法で、この時に処方されるのが抗がん剤です。


抗がん剤は治療薬として利用される物ですが、一定期間服用する事が必要で、さらに定期的に様子を見てしこりがどのように変化しているかを見なければいけません。


さらに、この治療薬はガン細胞かどうかを見比べて効果を発揮するのではなく、活発に細胞分裂をしているかどうかを見て効果を発揮するため、健康な細胞にも影響を及ぼしてしまう事があります。

そのため、副作用として抜け毛等が起きる場合もあるので、十分犬の様子を見ながら投与する事が基本です。

 

皮膚にしこりができている場合、その状態がそれ程ひどくない場合は最初に塗り薬で対応する事があります。


この場合は1週間程度様子を見てみて、悪化するようであれば悪性の可能性があると判断して手術となる場合もあります。

そのしこりの大きさ、犬の状態、できている部位等によっても利用する薬が変わります。

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いずれにせよ、犬も人間と同じで定期的に検診を受けておくことが大切です。
早期発見・早期治療のために、年に一回は検診を受けるようにしてください。