犬の年齢は歯でわかる
犬の年齢を見分ける方法
犬の年齢は生まれた日から比較的簡単に人間の年齢に換算する事が可能です。
ただそれが分かるのは、その犬が生まれた日や月が分かる場合であり、もらったり拾ったりした場合はいつ生まれたかが分かりません。
そのため、生まれた日から計算する事は出来ません。
その場合に年齢を把握する方法の一つが現時点の犬の口の中を見て、歯がどういった状態になっているかをチェックする方法です。
歯はその月齢・年齢によって成長の度合いや状態、さらに汚れ等の付き方や摩耗の程度等が大きく変わってきます。
犬の歯の状態を観察する
例えば、生後8週間までの間であれば、乳歯が生えている状態です。
そこから徐々に生え変わりが始まり、生後8週間から7か月の間は乳歯と永久歯の両方が生えている状態になります。
全て永久歯になるのが7か月を過ぎた頃ですが、まだその時はまだ生えたばかりの状態の為、その色も白く綺麗な状態です。
その後1歳から2歳位になると、徐々に白い色がくすみ始め、奥の方も色も以前に比べるとやや黄色い状態になります。
どんな食事を与えているか、さらにしっかりと自宅や動物病院でオーラルケアを日頃から行っているかどうかという事でも汚れの度合等は大きく左右されますが、大体3歳から5歳位になると全て、若しくは大部分の歯石が付いた状態になります。
さらに5歳から10歳位になるとその量が増え、さらに歯周病の様な症状が出始めます。
10歳以上になると既に抜けそうになっていたり、歯石で根元がおおわれている状態になります。
一般的に、犬の年齢はこの様にして口内を見る事によってある程度判断する事は可能です。
ただ、正確な年齢が分かるかと言ったらそうではなく、あくまでも何歳から何歳程度と言う範囲で分かる状態です。
より詳細に何歳かという事を知りたい場合は、口の中を見てどのようになっているかを知るだけでなく、筋肉や他の臓器の状態等も調べる事によって、より犬の年齢の詳細を知る事が出来る場合もあります。