猫はしっぽで返事をする
猫のしっぽの役割
猫のしっぽには、色々な役割があります。
大きく膨らませるのは威嚇している状態です。
飼い主に叱られたりした時などにしょんぽりしているときには、だらんと下げています。
具合が悪いときにもだらんと下がります。
しっぽは猫の気持ちの変化だけでなく、体調もわかるので注意深く見る必要があります。
このようにしっぽにはコミュニケーションを図ったり、感情や体調を読み取ることにも役立っています。
左右に大きく早く激しく振るときにはとても機嫌が悪いときです。
耳をぺたんとしてしっぽを足の間に隠すときには、とても怖がっているときです。
気持ちが落ち着いているときには、ゆったりと動きます。
ピーンとまっすぐに上を向けることは、大好きだと愛情を示しているのです。
ピンと立てた状態で近くによって来たときには、甘えたいという合図です。
なでてあげたり遊んであげたりと、かわいがってあげましょう。
しっぽで返事
猫の名前を読んだときに、近づいてきてスリスリしたり甘えた声で鳴くこともありますが、立つのが面倒な時などは寝たままでしっぽの先を動かして返事をします。
何度も名前を呼ぶと、ピュッピュッと動かします。
猫なりに、しっぽで返事をしているのです。
寝ていても飼い主に呼ばれれば数回ピュッピュッと動かすのです。
動くのは面倒くさいけれど、ちゃんと聞こえてるよ!と、しっぽで合図を送ります。
毛づくろいをしているときや寝ているときに猫の目を見て名前を呼ぶと、目をそらさずに目を合わせながら両目でゆっくりと瞬きをしながらしっぽをゆったりと大きく床をはくように動かしているのは、信頼している、大好きという気持ちを表しています。
猫は猫なりに、飼い主とコミュニケーションを取ろうとしているのかもしれません。
その子によって、動きがわかりにくかったり区別がつきにくい場合もありますが、どの子も必ず返事をしています。
自分の家の猫のしっぽでの返事をよく観察して、見分けられるようになれるとコミュニケーションがより取りやすくなるでしょう。