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【犬の病気】子宮蓄膿症の手術費用は?症状を知って早期発見!

子宮蓄膿症の症状と治療法

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子宮蓄膿症は犬の病気の一つで、避妊手術を受けていない中高齢の犬がかかりやすい病気です。
はじめは無症状ですが徐々に食欲が減り、吐き気を催したりします。

また症状が重くなると陰部から膿が出たり、子宮に溜まった膿で腹部が膨らむ事も有ります。


放置すると子宮がいずれ破れてしまい、腹腔に膿が広がると腹膜炎となり、短時間で命が失われてしまう事もあります。


一般的な子宮蓄膿症の治療では、手術が行われ、膿がたまった子宮と卵巣を摘出した後、抗生物質で腹腔内を洗浄し細菌の繁殖を抑えます。


子宮が破れて腹膜炎を起こしてからの手術の場合は、子宮除去後、抗生物質で腹腔内を洗浄した後、腹腔にカテーテルを留置する形が取られます。

腹膜炎が治るまで抗生剤を還流させて治療します。

 

子宮蓄膿症の手術費用

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子宮蓄膿症の手術費用はどの段階で発見したか、さらにどの病院で手術を受けたかという事でも変わりますが、大体8万円から30万円程度です。


手術費用にはレントゲン代や薬、注射、麻酔、入院費等も含まれる為、症状が重くなると高額になる傾向にあります。


術後の管理によっても費用が高額になるため、一般的には10万円程度が相場です。

また、犬の手術等は健康保険を利用する事が出来る訳ではないため、全額自費で払います。

 


子宮や卵巣を摘出する事をせずに、抗生物質や注射によって子宮頸管を開き、膿を排出する方法もありますが、これは患部を摘出する方法ではありません。

また、費用も高額になり、病院によっては1週間で10万円程度必要となる場合も有ります。


そのため、この方法は日本国内ではまだあまり選ばれていませんが、注射で膿を出すやり方は老犬などで手術に耐えられる体力が無い場合でも利用する事が出来る治療方法です。

 

子宮蓄膿症を予防するためには、避妊手術を行い子宮を摘出しておくことです。

この場合の手術費用は犬種や病院によっても違いますが、大体小型犬の場合は2万円程度、大型犬の場合は5万円程度です。

 

子宮蓄膿症は比較的進行が早い病気ですが、早い段階で治療することによって完治させる事ができます。
避妊手術をしていない場合は日頃から愛犬の様子を観察し、変化を見逃さないように気を付けてあげましょう。

  

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